ヨゴレ.orgりぬーある

2004/05/16 (日)

[ニッキ] 日曜をマンガで過ごす男。

00:20

チキショウ。エラーでブラウザが落ちて書き直しだよ。(泣)


 BECK読んでます。ハロルド作石。

 最初はなんとなく、取っつきにくい印象でした。 バンドの話みたい
だし、なんか絵が硬そうだし。ハロルド作石だし、ストッパー毒島だし。

 …とにかく、取っつきにくいコミックだったわけです。


でも、実際読んでみたら大違い。
決して単なるサクセスストーリーでは無いんだけれども、かといって
「げんしけん」に見られるような「青春独特のうだうだ感、負け犬感」がない。

 * げんしけん は、なんか体が拒絶反応を起こしたので、
   3巻まで買ったのに1巻ちょっと読んで封印しました。
   今、実家で眠ってます。(汗)

これは、主人公達のひたむきさ、真っ直ぐさがにじみ出た証拠なのだなぁ
とか思ったり。 印象としては、ピンポン(松本大洋)とかが
似てる気がするけれども、ストーリーは全然そんなあっさりしてない。
18巻という長さが、やっぱり時間をかけた熟成、ストーリーの重みを
生み出していることがよくわかる。


音楽の世界は自分にとっては未知の分野だったりして、ぶっちゃけ
今までは、バンドやってるっていうことだけで、自分と異なる人種として
区別するみたいな眼差しを持っちゃったりしてたワケです。
でも、やっぱりそれは違う。 彼らは言葉以外のものを使って自分を
表現する術を持っているわけで、それってすごく人生において、
得してるってことなんじゃないかなぁと、今さらながら思ったわけです。


惜しむらくは、音が聞こえてこないこと。 絵から音は十分すぎるほど
あふれてはいるけれども、悲しいことに自分がロックやバンドの世界を
知らないため、音が聞こえない。 主人公の、人をあっと引きつける
その歌声を一度でいいから聞いてみたいんだけど、おそらくそれは
無理なんだろうなぁ。  現実的な存在感を十分に含んだ登場人物が
生み出す、聞こえない架空の音… そのあたりのギャップが、また
自分にとってはおもしろかったりするんだけれども、これが単なる
都合のいいサクセスストーリーになっちゃうか、それとも苦節の
道のりを描いた大作になるか、結構微妙なところに位置してたり。
これからも楽しみです。BECK。 続けて読んでいきますよ〜。



戻る


Banner01
Produced by ふっしぃ
E-mail; webmaster@yogore.org