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2010/02/16 (火)

[ニッキ] from Russia with Love

邦題 ロシアより愛をこめて ですよ。

ショーンコネリー、若いねぇ。って感じですが。
ちょっと気を抜くと、ゴルゴ松本に見えなくもない。(笑)

昔の映画って、やっぱり分かり易いよね。
プロットも素直だし、描写もいかにも「こうしました!」って
いうところが明確に描かれてるので、そこを楽しめばいいし。

最近の映画やCM、ひいてはテレビドラマに到るまで、あらゆる
所にCGが使われているというのが分かってしまった現在において
この見ている物についての信憑性というか、描いているものが
虚飾の虚飾になってはいないか、という所に、文系人間の
ヘンな悩みが生まれちゃうんだよねぇ。理系人間の脳では、
別にそんなんええやんってなるんでしょうけど。

実はこの絵は、この世のどこにも存在しない、っていう。
セットでも何でもいいんだけど,セットはまだ、セットが
セットとしてあった上で撮影されてるっていうのに、CGは
グリーンバックで何か人間だけが動いてるっていうところが
別のこの世には存在しないものと組み合わされて演出され、
それを見て感動してるってのも、何だかなぁと思ってしまう
ワケですよ。エロアニメ見て興奮してるのとあまり変わらない
というような・・・。それって何かちゃうやん?という。

「ロシアより愛をこめて」では、爆発シーンとか出てくるけど、
あれ、ホントに爆発してる、ってのがよくわかる。列車や
車の中のシーンは完全に窓の外がはめ込みなので、逆にそれが
はめ込みだってよく分かる。その辺区別されてても、結局
我々はお芝居を観てるってコトが前提でちゃんと知覚できて
いるわけだし、だったら最近の作品で特に強調されがちな、
リアル感を売りにするってのも、
それはそれでわけわからん価値観やなあとか思ってしまうわけで。

ちゃちいという声もあるかもしれんけど、たまにはちゃんと
こういう作品を見ておくのも大切だなぁとか思った次第。
今度は世界の黒澤シリーズも見ておこうと思います。



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